〜世界の花火グランプリ〜
SKY CONCERT VII(2004) スペイン・オーストラリア・ポルトガル・日本
第7回八景島スカイコンサートは、スペインが台風の影響で中止となり、コンペはオーストラリアとポルトガルの2カ国で競われました。
優勝は各国の写真を見ただけでも一目瞭然、ポルトガルがグランドプライズとなりました。 |
■採点(※日本はコンペは不参加です)
オーストラリア:感動性…2 美しさ…3 デザイン力…2 創造性…2 音楽とのシンクロ…2 合計…11
ポルトガル :感動性…5 美しさ…4 デザイン力…4 創造性…5 音楽とのシンクロ…4 合計…22
日 本 :感動性…3 美しさ…3 デザイン力…3 創造性…3 音楽とのシンクロ…3 合計…15
八景島の審査員の採点同様、ポルトガルが圧倒的な高得点で、グランドプライズです。
■花火に関して
オーストラリア
ポルトガル
日本
まずは、スカイコンサートの復活、ありがとうございます。そして、スタッフの皆様、お疲れ様でした。 今年は例年にない台風と大雨により、準備が大変だった事と思われます。
やはり優勝候補のスペインの花火が見れなかったのは、非常に残念でした。
今年のスカイコンサートは、ポルトガルの演出の上手さに尽きるのではないでしょうか。 ポルトガルの花火は流石に伝統を感じる演出で、花火の緩急のつけかたと音楽とのマッチングがすばらしかったです。
打ち上げ数の少ないパートは盛り上がりにかける所がございますが、 バランスの取れた巧みな音楽と間の取り方や玉の選択で、盛り上がりパートへの更なる感動へとつなげました。
音楽がわからなくても次はどのような展開やタイミングになるのかが創造がつきやすく、期待以上の花火が揚がると拍手喝采です。 今回写真を写しましたが(出来ばえはおいておいて^^;)、ポルトガルの回はシャッターのタイミングもはかりやすく、
これぞ音楽花火の演出なのかなぁとつくづく思いました。
オーストラリアの花火は、悪く言うと音楽がなっている小さな花火大会のスターマインのような感じで、 とってもがっかりいたしました。
日本の花火は最後のパートの玉の物量に頼ってしまった感があり、各パート毎の盛り上がりには欠けました。 もう少し間と玉の配分と使い方が良ければと思いました。
日本の花火は1発1発の玉の完成度と技術、研究においては世界一ですが、演出においてはまだまだ海外の技術を盗めるところがあるのかなぁと思います。
暇とお金があれば、モントリオールとか、ヨーロッパの競技会に行って見たいと思いますが、何時になることやら・・。
■運営に関して
見せていただいている立場で言うのもなんですが、お客さんを呼ぶための宣伝が少ないのではないかと思います。 この時期日本では花火大会が少ないので、日本の花火好きや業者さんも集結しますが、
みなさん目が肥えていますいますので、前回の評判で来る来ないを決めてしまいます。 やはり音楽花火を見に来ていますので、普通の花火大会レベルの演出では拍手が起きないのが現状です。
日本では花火にお金を出して見るという事は定着しておりませんので、「お金を出す行為=すばらいし花火が見れる」 と思われてしまいますので、まずは一定以上のレベルの業者を選出するのが肝心と思われます。
安易ですが、モントリオールの上位数社を選出するとか・・・。
また、お金を出さなければ見れない的な宣伝になっておりますので、八景島ではどこでも見れる事をアピールし、 更に音楽にあわせてよい環境で見るには有料席がオススメという宣伝のやりかたが良いのでは・・と思います。
とにかくお客さんを沢山呼べるように宣伝するべきだと思います。
あとは日本をあわせて4カ国しか開催しないのに、1カ国は招待国というのはあまりにももったいないと思います。 予算とか設置の問題がありますが、1回に時間を少し短縮して2カ国開催出来れば、遠方の方も興味を持って
見にくるのでは?と思います。やはりコンペなので、多くの国で競った方が良いと思われますし、 何よりも海外の花火を色々見てみたいと言うこともあります。
更にオープニングとエンディングの花火なんかあがれば、最高なんですがね。6(^^ 八景島の客寄せとしての開催も兼ねているので、色々と難しい所があると思いますが、更なる進歩を期待したいと思います。
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